臓器提供意思表示について

臓器移植と臓器提供

臓器に重い障害がある患者さんや、病気や事故によって臓器が正常に機能しなくなった患者さんにとって臓器移植はとても有効な治療法です。臓器移植には、健康な臓器の提供が不可欠です。健康な臓器は、脳死後あるいは心肺が停止した死後に、定められた心臓や肝臓などの臓器を提供することができます。臓器移植はドナーとその家族の善意により成り立つ医療です。
日本では公益社団法人日本臓器移植ネットワーク(JOTNW)が中心となりドナー(死後に臓器を提供してもよいという人)とレシピエント(臓器を提供してもらいたい人)のコーディネートが行われています。

臓器提供意思表示

死後に臓器を「提供する」か「提供しない」かについては一人ひとりが決める権利を持っています。臓器提供意思表示カードや健康保険証、運転免許証の意思表示欄、インターネットを通じて登録することもできます。また、最終的な提供には家族の承諾が必要なりますので、意思表示とともに家族と話し合い、意思を伝えあって置きましょう。